平米?坪?畳?単位がたくさん!
この記事のまとめ
- 不動産業務における単位は複雑
- それぞれの変換方法
- 実務で使う場面では?
不動産業務における単位は複雑
不動産業務では、メートル法だけではなく古くからの尺貫法も使用しますので、数字が苦手な方は慣れるまで時間がかかるかもしれません。
売り出し中の土地を見て、大体の大きさを考える習慣をつけましょう。
てことは18坪くらいだなー
と普段から考えると自然に身に付いていきます。
まずは坪と平米の感覚を体得しましょう。
部屋の大きさではやはり帖(畳)がイメージもしやすいですね。
畳は京間、中京間、江戸間で違います。
大きい方から京間、中京間、江戸間となります。
それぞれの変換方法
では、それぞれの変換方法を見て見ましょう。
グーグルなどで検索するとすぐに出てきますが、
変換する数字は覚えておいて損はないです。
㎡ ⇄ 坪 は良く使いますよ。
㎡を坪に換算
1㎡ = 0.3025坪
(例)100㎡の場合
100㎡ × 0.3025 = 30.25坪
坪を㎡に換算
1坪 = 3.306㎡
(例)30坪の場合
30坪 × 3.306 = 99.18㎡
㎡を畳に換算
(京、中京、江戸で変わりますが、不動産広告では1畳を1.62㎡以上で換算するように定められています。)
1畳 = 1.62㎡とした場合
(例)6畳を㎡に換算して見ましょう
6畳 × 1.62 = 9.72㎡以上
1㎡ = 0.61畳とした場合
(例)18㎡を畳に換算して見ましょう
18㎡ × 0.61 = 11畳
1畳 = 0.5坪とした場合
(例)6畳を坪に換算して見ましょう
6畳 × 0.5 = 3坪
1坪 = 2畳とした場合(3.31㎡)
(例)10坪を畳に換算して見ましょう
10坪 × 2 = 20畳
現場ではどのように使われているか。
販売図面では平米(坪)と表記されております。
スーモやアットホームのポータルサイトやレインズでは土地面積、建物面積など平米(坪)の併記が多いです。
業者間では、圧倒的に坪で考えることが多いです。
例えば解体やリフォーム、建築単価などは坪単価で考えることが多く、査定などの相場価格も坪単価でやりとりすることが圧倒的に多いです。
土地や戸建てをご希望のお客様とのやりとりも坪でやりとりする事が多い気がします。
「4LDKは欲しいので最低30坪は欲しいです。」など
マンションの場合は、圧倒的に平米がメインになります。
「70㎡以上の3LDK希望」など
ただ、居室は戸建て、マンション共に畳数がわかりやすいですね。
「リビングは15帖以上、主寝室は8帖以上欲しいです。」など
このように場面によって、平米や坪、畳を使い分ける必要がありますので、事前に知っておくと良いですね。
ちなみに宅建の勉強を始めるとわかりますが、不動産の法令や税金など宅建業法の規定等は全て平米です。
例えば、住宅ローン減税が受けられる要件は
「住宅の床面積が50㎡以上」
固定資産税の課税標準の特例は
「小規模住宅用地200㎡以下の部分が1/6」など。
土地の査定評価をする際も路線価方式になりますので
1㎡あたりの路線価にもとづいて宅地の評価額を計算します。
家づくりでは間(けん)、尺が使われます。
1間 = 1.82m = 6尺
1尺 = 30.3cm
1間 × 1間 = 1坪
「この土地は細長いので、1辺1間半か〜。あと半間(はんげん)あればな〜」
まとめ
はじめは慣れないことばかりで大変です。
メートル法と尺貫法をうまく使い分けて、不動産のプロを目指しましょう!