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不動産売買営業の教科書

不動産売買営業の教科書⑥ヒアリングとは

更新日:


不動産売買営業のヒアリングとは?

この記事のまとめ

  • 不動産売買営業のヒアリングとは?
  • 不動産売買営業のヒアリング内容
  • 不動産売買営業の資金計画

不動産売買営業のヒアリングとは?

ヒアリングとは、お客様のお住まいの希望条件や家族構成、収入などの資産状況を聞くことです。
会社ごとにアンケート形式のフォーマットがあり、
新人は記入しながらヒアリングをします。

物件を探し始めのお客様は希望条件がぼんやりしています。
東京で分譲の新築戸建ての場合、3,000万円台から6,000万円台と価格は様々です。

一括返済で購入する方は稀ですので
住宅ローンを利用する方が大半でしょう。
となると、収入から借りられる予算も限られますし、
資産状況も考えて、購入できる予算は絞られてきます。

物件を探し始めのお客様の条件は理想が高いので
希望条件の優先順位を決めて、妥協ポイントを探る必要があります。
一通り希望を聞いた上で、理想と現実を擦り合わせていく作業になります。

収入からどれくらいの物件が買えるのか、
逆にいくらまでなら月々の返済を頑張れるか

購入には非常に大きなプレッシャーがかかります。
お客様の心のケアをしながら、住まい探しのパートナーを目指しましょう。

不動産売買営業のヒアリング内容

資金計画を含めたヒアリングを行うと優に1時間はかかります。
時間がかかることを事前にお伝えしておくと良いでしょう。

ヒアリングには一つ一つ理由があります。
収入などは聞き辛いと思いがちですが、逆に聞かないと適切な物件を選べません。
では聞くことをまとめて見ました。

ヒアリング内容

項目 内容 ヒアリングの理由 備考
お客様情報 氏名 基本中の基本 拒否されたら、ヒアリング後に再チャレンジ!
住所 物件情報のお知らせ
最寄駅、物件エリアの想定
物件資料の郵送
電話番号 物件情報のお知らせ、各種確認等 SMSの利用
メールアドレス 物件情報のお知らせ、各種確認等 PDFが添付できるもの
家族構成 お子様の人数、年齢 部屋数、学区等によるエリアの限定
年配者の有無 部屋数、水回り、リビングの階数、部屋数などのアドバイス
現在のお住まい 賃貸 毎月の家賃、更新の時期 購入物件の返済額の目安更新のデメリット
所有 返済額、ローンの残債 買換えのタイミング
間取り 購入物件の間取りの希望を導きやすい
車の有無
ローンの有無
車のサイズで駐車スペース、必要な間口の広さ 銀行ローンの借り入れ額減少 賃貸の場合、ローン返済額は毎月の家賃に加算。
購入物件について 物件種別 新築戸建、中古戸建かマンションか 明確化で対象を絞る
予算 資金計画と合わせて希望と現実の擦り寄せ 諸費用の説明     資金計画で擦り合わせ
エリアの希望 今のお住い周辺、勤務先、親族など馴染みのあるエリア、学区指定 明確化で対象を絞る
沿線の絞り込み。駅からの距離。距離による予算 駅から近いと予算大
その他 部屋数、3階OK?駐車場は?1階水回り集中?2階リビングOK?リビングの広さ何帖以上?主寝室何帖以上?マンション何㎡以上、何階以上?収納は? 優先順位

 

不動産売買営業の資金計画

お客様の収入や預貯金などの資産状況から
いくらの家を購入できるかシミュレーションします。
購入の予算を絞り込みます。

資産状況は購入者ご自身の年収のみではありません。

資金計画内容

資産状況 収入 例えば、フラット35では400万円以上で返済比率が変わる
配偶者の収入 収入合算により購入予算を上げることができます。
預貯金(近親者の支援含む) いくらでローンを組むのか、自己資金が多いほど、銀行審査は有利
借入金の有無 滞納(カード・携帯電話含む)など銀行審査に影響
借入限度額に影響
会社情報 会社名 会社規模や実績によって審査に影響
雇用形態 正社員が最も審査に通りやすい。
フラット35はパートも可
役員の場合、決算書の提出が必要
勤務年数 大手銀行は1年以上が目安。
フラット35は1ヶ月以上から対象
健康保険証から判断
会社代表・役員の場合 審査のハードルは高くなり、
会社決算書2期分以上
個人事業主 確定申告書、所得税の納税証明書2期分以上
変動金利、固定金利 変動金利は月々の返済額が少なく、金利の低い昨今は非常に人気です。金利変動の影響を受けるので、今後の金利状況を常に把握する必要があります。
固定金利は住宅金融支援機構のフラット35に代表されます。フラット35はアルバイトやパートさん、年金受給者でも借りられ、35年間固定で経済変動の影響がありません。
借入額も変動に比べて多くなるので、その借りやすさと安心感で選ぶ方も多いです。

 

資産状況から変動金利、固定金利での借り入れ可能額を算出します。
そこから諸費用を引いた金額が、そのお客様が探す対象の物件価格になります。
ローン電卓等で月々の返済額を算出します。

次回は資金計画について詳しく解説します。

まとめ

ヒアリング内容はとても多く、お客様との話の流れもあります。初対面で言いたくないという事もあります。

お客様は多くの情報開示をもとめられます。
みずからの情報開示もしつつ、お客様の趣味や嗜好を判断し、お客様からあ話ができる雰囲気が出てくると、一気に距離を縮める事ができます。
物件見学をしながら、徐々にお客様の好みが判断できるようになると信頼関係を築けます。

お客様も、こんなに情報開示をする相手を増やしたくありませんよね。
人は何度も対面する事で好感を持つと言われています。
口下手でも大丈夫です。出来るだけ対面を繰り返し、足りない情報を補充していきましょう。

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