アトピー
なかなかよくならないよね
シャワー熱湯法
- 禁断の熱湯シャワーは効果あり!?
- 程よい水圧のシャワーヘッド選びが重要
- 完治までは遠い道のり〜相手は手強い〜
私は歳を重ねるごとに、アトピーが悪化してきました。
おでこ、首回り、わきの下、背中、おしり、太ももの裏など、皮膚炎で覆われていました。
親族からもちょっと酷いといわれ、勧められるがままカルピスのアレルケアを飲んでみたりもしました。
アレルケアはなかなかフィットしたらしく、首周りのゾワゾワが消えて、腕の赤みも落ち着きました。
そんな7月のある日、連休で海水浴に行き、あっつあつの砂浜に体を横たえると、やっぱり最高に気持ち良い!海水にもつかりアトピーは若干改善されたように見えました。
さすが海!海、最高!
そこで思い出したのです。
かれこれ10数年前、手のアトピーを熱湯で改善させた事を!
当時の手は悲惨でした。
指全体から汁が出て、グジュグジュしており、全部の指に絆創膏を貼っていました。ある指には絆創膏を2箇所貼るなど、どうしようもない状態でした。
病院にも行っていましたが、いつもの通りワセリン、最強ステロイド軟膏、亜 を処方してもらい、夜寝る前に指にガーゼを巻きテープで固定する日々。
でも手間暇に見合うような改善に至らず、やめてしまい、すぐ悪化してしまうのです。
そしてアトピー持ちの熱湯シャワーからヒントを得て、手に熱湯を当てて見ました。
あら、気持ち良い!
熱さと痛みと脳天を突く気持ち良さよ!
手全体を揉みながら、手は真っ赤っ赤になっています。
ある程度満足したので、今度は冷水に晒してみます。
すると、皮膚下の分泌液が集まり、指を曲げることができないほど、手がパンパンに膨れあがりました。
あ、これは治るかも!とひらめきました。
体が反応して、対応するに違いないと思ったからです。
それから毎日、朝晩と熱湯でマッサージすると、手のパンパンにならなくなり、8割型アトピーが改善されたのでした。
那須温泉の鹿の湯には48度の湯船があったっけ。
禁断の熱湯シャワーは効果あり!?
海水浴に行き、砂浜の熱さに、熱湯で手のアトピーが改善した当時の自分を思い出したのです。
そうか、熱湯で手のアトピーを超絶改善させてたな!
丁度、シャワーヘッドを変えてから、ミスト機能を使うと高温になることに気づきました。熱い砂浜と熱湯シャワー、かつての熱湯マッサージが一気に繋がったのです。
早速、実践することにしました。
ミストシャワーで高温になるのを待ちます。
熱くなったミストを足から満遍なくかけて行きます。
超絶気持ち良い!これこれ!
熱さと痛みと刺激的な気持ち良さが脳天を突きます。
悪い箇所は特に、熱くて痛くて痒くて気持ち良いです。そんな場所は一定時間、集中してシャワーを当てます。
身体全体を丁寧に熱湯ミストを浴びせます。
全体が湯上がりのように赤くなります。
それが終わると、今度は一気に冷水ミストを浴びせていきます。身体全体満遍なく冷水を浴びせます。
熱いお湯だけだと、またすぐに痒くなりますが、冷水を浴びることで、入浴後の痒さが抑えられます。
シャワーから上がると、細かな汗がたくさん出てきます。
気になるようでしたら、もう一度冷水を浴びると良いでしょう。
熱湯を浴びると、痒みがぶり返すので、また一から始めなければなりません。身体の負担が大きくなるので、冷水にとどめておきましょう。
これを2,3日続けていると変化が起きてきました。
身体全体を覆っていた赤みが消えてきたのです。
掻いてしまった跡も、グジュグジュするのではなくかさぶた化してサラサラしています。
ここで初めて、妻に熱湯法を実行していることを告げました。
アトピーの惨状を心配していた妻が、「めちゃめちゃ綺麗になってる」と言ってくれたので自信につながりました。
これは続ける価値があると思えました。
症状が改善されると、気持ち良さは減少してしまいます。少し残念な気持ちにもなりますが、アトピーが改善される方が数倍嬉しいです。
その後、熱湯とアトピーに関して調べてみると、こんな文献が出てきました。
なるほど、低温、中温、高温全ての痒みの受容体に対応していた事になります。
更にはなんと、植物も熱湯で免疫力アップ!
なぜ医者は、この方法を教えてくれないんだろう。
そうですね、医者自身がアトピーではないので、この実験が出来ないかもしれません。
あるいは高温のため、心臓への負荷が強く、万人におすすめするにはリスクがあるのかもしれません。
ただ、患者であれば、血圧などを測ってコントロールできそうなので、前者の実験出来ないか、そこに考えが及ばないといったところんでしょう。
程よい強さのシャワーヘッドが重要
熱湯シャワーの方法は大体お分かりいただけたと思います。
熱湯シャワーだけだと、痒さが爆発して、気が狂ったように掻きむしるかもしれません。
そこで、爪で掻く代わりに強い刺激が必要なります。
最近のシャワーヘッドブームで様々な種類が登場していますが、程よい強さのミストが痒みに効きます。痒いと思う部分は動きを止めて、しばらく当て続けてください。最高に気持ち良く痒みがあと引きません。
高価格帯のシャワーヘッドはきめ細かく優しいタッチなので、痒みが引くほどではないかもしれません。
我が家はシャワーヘッドブーム以前にドンキで購入した、メーカーもわからない代物ですが、その作りの単純さが幸いしてか、かなり強力なミストが噴射されます。強力ミストにより、設定温度以上の熱湯と刺激になりアトピー対策としての好条件が揃ったのです。
完治までは遠い道のり〜相手は手強い〜
今回、7月下旬から熱湯法を試し始めて最初の1週間は劇的に改善しました。
体のゾワゾワ、痒みが取れて、脇の下から腹部にかけて茶色くなっていた部分が10分の1くらいまで戻りました。
夜もそれほど掻かなくなり、睡眠不足も改善されました。
この間、あえて保湿剤やステロイドは避けていましたが、8割がた改善が見られた所からは横ばい状態です。
やはり、熱湯法では限界があるのかもしれません。
やはりアトピーは手強いです。
現在も、残り2割で一進一退を繰り返しています。
また発生しました。
中央部分はケロイド状から脱し、しわが見えるまでに回復
熱湯法で2日後、乾燥した状態
熱湯法で10日ほど
ノン保湿、ノンステロイドで綺麗になりました。
また、一退するだろうけど•••
熱湯法を始めたら、すぐに保湿剤やステロイド軟膏を塗る事をおすすめします。
最後に、この熱湯法ですが身体への負担が大きいです。
まず入浴前に多めの水分補給が必要です。
入浴後の水分もあらかじめ用意しておくと良いと思います。
じんわり発汗が続き、タオルで拭いながら、薬を塗ったり、経過観察したりとなかなか忙しいのです。
入浴中は、心臓への負担を考えると、足から徐々に上がって行き、顔面や頭部は熱湯法に慣れてから、素早く終えることをおすすめします。
熱湯法を始めて約1ヶ月。
熱湯法は楽しくて、苦になりません。
ぜひ、熱湯法ライフを取り入れてみてください。
経過についても、報告できたらと考えています。
今回は、医者が教えてくれないアトピー対処法をお届けしました。
今となっては、温泉に行くよりもお家で熱湯法を行う方が気に入ってます。
- 1.禁断の熱湯シャワーは効果あり!?
- 2.程よい水圧のシャワーヘッド選びが重要
- 3.完治までは遠い道のり〜相手は手強い〜
でした