腹部の痛み。それ尿管結石かも
この記事のまとめ
- 尿管結石の痛み。私の場合
- 尿管結石とは?原因と症状、診断
- 尿管結石の治療と予防
腹部の痛み。それ尿管結石かも
尿管結石の痛み。私の場合
激痛や吐き気、血尿なども全くありませんでした。
あったのは、右下腹部の痛みと、歩くと睾丸に響く感じ。薬を飲んで石が移動したのか、腰がめっちゃ痛くなり、服薬1週間後、痛みは消滅しました。
1回目の総合病院では触診、採血、CTで異常なし。痛みは不明。
2回目の泌尿器科でエコー、尿検査で尿管結石の可能性大という診断。エコーでは見えず尿検査で血尿があり、尿管結石の処方をしていただきました。
尿管結石とは?
尿路のどこかで体に不要になった物質が結晶のようになり、これらが集合して石のようになる状態。部位によって腎結石・尿管結石・膀胱結石などと呼ばれる。結石が尿路をふさぐと激しい痛みがあ理、細菌感染が起きると高熱が出る。長期間放置すると腎臓に負担がかかるので注意が必要。70-80%で再発を繰り返すと言われている
尿管結石の原因
さまざまな要因が考えられるが、詳細なメカニズムはわかっていない。半数以上は原因不明の特発性結石症といわれ、ごくわずかだが遺伝性のものがある。誰でもなる可能性があるということ
尿管結石の症状
結石が尿管に嵌頓(かんとん)すると、わき腹や下腹部に突然激しい痛みが生じる。夜間や早朝に起こることが多く、水腎症(尿道や腎臓の中に尿がたまって拡張した状態)を発症することがあり、腎機能を低下させる場合もある。結石による刺激に伴って血尿や頻尿の症状が現れるケースもある。尿路感染症を合併すると、高熱を伴い重篤な敗血症に至る症例もある。
尿管結石の検査・診断
尿検査で血尿や尿路感染症の有無を確認。CTや超音波(エコー)検査、エックス線検査など腹部の画像検査で結石の部位や大きさ、腎臓の形や機能を調べる。
尿管結石の治療
症状のない小さな結石に対しては、通常、治療の必要はない。痛みがある場合は、十分な水分摂取と鎮痛薬や結石を出しやすくする薬を使いながら自然に排出されるのを待つ。
1日2リットルの水を飲み、ジャンプを伴う縄とびなどの適度な運動が効果的
利尿作用を促すビールを大量に飲むという俗説や、週3回のセックスなどの医学論文も存在するのが面白いですね。
結石が1cmよりも大きいなど簡単には体外に出ない場合の治療
自然排出されない場合
①「ESWL(体外衝撃波結石破砕術)」
体外から衝撃波を与えて結石を砕く
②「TUL(経尿道的尿管結石除去術)」
尿道から尿管内に内視鏡を入れて結石を砕く、③PNL(経皮的結石除去術)」
背中から腎臓に穴を開けて内視鏡を挿入し、結石を破砕し直接摘出する
という方法がある。
尿管結石の予防/治療後の注意
日常生活では水分をしっかり摂取することとバランスの良い食事が一番。
1日あたり2リットルの尿量を保つようにする。
夕食は食べ過ぎずに就寝4時間前までに済ませるのが理想的。
石は尿中のシュウ酸という物質が固まってできます。ほうれん草、キャベツ、緑茶・紅茶などはシュウ酸を多く含見ますが、バランスの良い食事を心がける点では、極端に制限するのはどうかな?と思います
例えば、
①ご飯は白米に玄米やもち麦を混ぜる。
②ひじきやわかめのマグネシウムと食物繊維が、結石の原因となるシュウ酸の吸収を抑えてくれます。わかめに含まれるカルシウムはシュウ酸と結合し、便と一緒に排出する効果があります。
③サラダをプラス。
尿路結石は、尿が酸性傾向にあります。
アルカリ性にするには、緑黄野菜が効果的です。
ほうれん草や竹の子はシュウ酸を多く含んでおり、石ができやすいといわれていますが、シュウ酸は水溶性なので、茄でればある程度除去できます。
まとめ
右下の下腹部の痛みで有名なのは虫垂炎ですが、
尿管結石も腹痛を伴うことがあります。
石が動き、尿管の通り道が狭くなると痛みを伴うので
腰にきたり、尿道にきたり、痛みが動いて行きます。
一度、患うと70%以上が再発するという体質なので
バランスの良い食事と水分補給、適度な運動を心がけます。